メイラードタウン絵本三部作『いろが、かえる。』

だい2かん「ことばの かまど」

広場のことばのかまどのそばで誇らしげに立つメイラ

メイラードタウン絵本三部作『いろが、かえる。』

だい2かん

ことばの かまど

さあ、ページを めくって みよう。

袖をまくって元気にかまどの火を調整するメイラ

広場の まんなかに、ひとつの かまどが あります。かまどの ばんにんは、ほのおの ようせい メイラです。

かまどのそばの机で願いごとを紙に書く街の人々

「たべたいな」「つくりたいな」人びとは、かみに ねがいを かきます。

小さな紙に願いをそっと書きこむ女の子つむぎの横顔

女の子の つむぎも、そっと かみに かきました。「おかあさんの カレーが たべたい」

つむぎがかまどの中へ願いの紙をぽとんと投げ入れる瞬間

つむぎは、かみを かまどの なかへ、ぽとん、と なげいれました。

目を閉じて息を吹きかけ、かまどを勢いよく燃え上がらせるメイラ

メイラは 目を つぶって、ふうっと いきを ふきかけます。かまどが めらめらと もえあがりました。

美しい字が並ぶ巻物、けれど挿絵の場所だけぼんやり滲んでいる

できあがった まきものには、うつくしい 字が ならびました。でも、絵の ばしょだけ、ぼんやり にじんでいました。

巻物を抱きしめ、メイラにお礼を言う笑顔のつむぎ

つむぎは まきものを ぎゅっと だいて、「ありがとう、メイラちゃん」と いいました。

生まれ故郷の小さな炎のそばで夕空を見上げるメイラのうしろ姿

メイラは 空を 見あげて つぶやきます。「いつか、絵も かけたら いいな」ちいさな 火が、ゆれました。

文・絵 メイラードラボ編集部(AIと人の共創)/制作 株式会社メイラードラボ

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