メイラードタウン絵本三部作『いろが、かえる。』

だい3かん「えかきの かつさん」

大きな筆をかかげ、足もとから色の輪を広げる勝さん

メイラードタウン絵本三部作『いろが、かえる。』

だい3かん

えかきの かつさん

さあ、ページを めくって みよう。

大きな筆とパレットを抱え、灰色の街を歩いてくる勝さん

とおい 世界から、ひとりの 男の人が やってきました。名まえは、かつさん。

メイラの巻物を手に取り「うまい字だ」と微笑む勝さん

かつさんは、メイラの まきものを 手に とって いいました。「これは、うまい 字だな」

大きな筆を空高くかかげ、力強く宣言する勝さん

かつさんは 大きな 声で いいました。「みんな、おもいだして。りょうりを、おもいだして。」

勢いよく巻物に絵を描き続ける勝さんと、飛び散る絵の具

かつさんは よるも あさも、まきものに 絵を かきつづけました。しゃ、しゃ、しゃーっ。

完成した巻物から色の波紋が街へ広がっていく劇的な瞬間

絵が できあがった しゅんかん、まきものに 色が もどりました。世界が、ひとくちぶん、めざめました。

色が戻った街角で目を覚まし、両手をあげるほのおの妖精ヒートさん

まちの 一かくが 色づき、ねむっていた 住人が 目を さましました。「よお!」

完成したカレーの絵の湯気を見つめ、うれし涙を流すつむぎと母

つむぎと おかあさんは、絵の なかの ゆげを 見て、ふたりとも なみだを ながしました。

色づいた広場で笑顔で並ぶ勝さん・メイラ・つむぎと小さな炎

かつさんは なんども 筆を とります。「かけば かくほど、世界に 色が もどるから」

文・絵 メイラードラボ編集部(AIと人の共創)/制作 株式会社メイラードラボ

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